国家保衛部の特殊情報員運営

 保衛部は、一般住民の思想動向を監視する「情報員」の外に、無訴不為の権限を有する「特殊情報員」まで運営しつつ、住民を統制している。

 「特殊情報員」は、事件発生時、一番最初に事件現場に到着し、事件の意図、組織及び経緯等、事件関連内容に対して、最も早く正確に把握する一方、事件発生を事前に防止する任務を負っており、北朝鮮全域のどこでも、「通行証」なしでも自由に動けるのは勿論、資金まで別途に支援してやり、事業遂行中、犯罪者と一緒に逮捕された場合でも、直ちに釈放され、甚だしくは、「任務遂行」という名目さえあれば、中国に渡ってどこにでも行ける権限まで付与されている。

 また、彼ら「特殊情報員」は、事案が敏感であるか、処理が困難な場合に活用しており、特殊情報員相互間では、絶対に交流ができず、一般情報員は、保衛部指導員が運営しているのとは異なり、道保衛部高位幹部のみ運営できるように権限も制限されている。

 このような厳格な統制下において、任務を遂行するために、「特殊情報員」選抜時にも神経を多く使っているが、先ず、思想と信念が確固で、性格上問題がなく、事業推進能力があり、健康状態が良い者を主として選抜しており、任務遂行中、身分が暴露された場合には、死を選ぶように特別教育している。

 この外にも、住民統制手段として、社会安全省には、安全小組員を秘密裡に運営しており、基本任務は、人民班内に提起された問題と住民の思想動向、言動、不正蓄財等、各種不法行為を監視し、担当駐在員に報告することにより、主として人民班長か、アパートの場合、警備員を「安全小組員」に多く活用しているが、いかなる職責もない一般住民は、「安全小組員」の席も権力のように考え、積極的に活動しているが、安全小組員であることが暴露された場合、除け者にされることにより、なるべく隠密裡に任務を遂行している。

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最終更新日:2003/05/22

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